コッツウォルズ旅のメモ
旅行先をコッツォルズに決めた後、思ったより情報集めがすんなりいきませんでした。
ツアーの案内はそこそこ見かけるのにね。
そもそも交通の便が悪い地域ですし、日曜日には列車の本数が激減するし、観光案内所や
タクシー会社も休みだったりするので、やはり事前の下調べが欠かせないと思います
(英語力に自信がある人はそうでもないのかも…?)。
せっかく調べたものだから、これからコッツウォルズを旅する人のお役に立つように、ここでご紹介することにしました。
あなたも素敵なコッツウォルズ旅行を楽しめますように…。
※ここに記載されているのは、主に2005年夏から秋にかけて収集した情報です。
個人感想に基づく記述については、他の方に必ず同じ感想をもたらすことを保証するものではありません。
また、各サイトに記載されている事項についても、その後変更されている可能性もありますので、必ずご自分でご確認ください。
不利益やトラブルが生じても当サイトでは責任を負えません。
旅のイメージを膨らまそう
コッツウォルズのどこに行こう--。
旅のプランを練っているときに参考になるサイトです。
■ The Cotswolds コッツウォルズ公式サイト (日本語/英語)
http://www.the-cotswolds.org/
必見です!
各村の案内がこれだけあるサイトは他にはないかも。
泊る ・食べる・見る…など、自分で旅のパーツを探している人に必要な情報がたくさんあります。
■ The Street of London (日本語)
http://ah-london.com/
タイトルはロンドンをうたっていますが、「Tour」と「My Trip」のページにコッツウォルズの情報もあります。
写真が美しくて、ため息が出ます。実物より美しいんじゃないかという気がしなくもないけど…。
■ スードリー城 Sudeley Castle (英語)
http://www.sudeleycastle.co.uk
8つのガーデンの他に、きじ園があり、放し飼いにされている孔雀もいます。
実はスードリー城には、日本人の女性も働いています。
■ Vissi d'arte (日本語)
http://www.kazanuto.com/
音楽と庭園をこよなく愛する水彩画家・宇藤カザンさんのホームページ。
「コッツウォルズ花景色」「英国庭園散歩」「プライベートガーデンと美しい庭のB&B」では、コッツウォルズの美しい写真がたくさん紹介されています。素晴らしい光景、庭園、観光スポット、動物など、ガイドブックに勝るとも劣らぬボリュームです。
どこに行ったらいいのか見当がつかない…という方は、コッツウォルズの北部をオススメします。
北部のほうが観光スポットが集中しているので、効率よく回れるのです。
ハリーポッター縁の地を訪ねたい方には、南部のレイコック・アビーも捨てがたいと思いますが…。
なお、レイコックは正確にはコッツウォルズに属さないようです。
旅の下準備
行きたいところが決まったら、とりあえず一度目を通しておくといいですよ。
■ VisitBritain 英国政府観光庁 (日本語/英語)
http://www.visitbritain.com/
旅の基本情報はここで。日本語のページは一部ですが…。
観光パンフレットの紹介 http://www.uknow.or.jp/vb/publication/index.htm のページから、資料請求ができます。「コッツウォルズ」「英国のガーデンを訪ねて」など全10種類。送料は着払いです。
■ First Great Western (英語)
http://www.firstgreatwestern.co.uk/Default.aspx
コッツウォルズ方面を走る列車、First Great Westernのサイト。
日本の乗り換え案内と使い方は同じ。乗車駅、下車駅、日時を入力して検索するシステムです。
■ the train line (英語)
http://www.thetrainline.com/default.asp
イギリスの乗り換え案内。こちらのサイトでは、複数の会社の路線を検索できるみたいです。
■ Multimap.com (英語)
http://uk2.multimap.com/
イギリスの地図検索サイト。
■ Google マップ
http://maps.google.co.jp/
ぜひ活用してみて! [地図+写真]モードで確認すれば、イメージをつかみやすいですよ。
コッツウォルズがいかに広大な牧草地帯かがわかります。
私が行くときにもコレがあったら良かったなー。 3Dで地図を見られるGoogle Earthもオススメ! ダウンロードして使う地図です。
バーチャル旅行ができますよ!
■ AccuWeather (英語)
http://ukie.accuweather.com/adcbin/ukie/index.asp
イギリスの気象情報。気温が分からないと旅支度に迷いますから、見ておくといいかもしれません。
まぁ…もっとも、ここで毎日チェックしていたときはロンドンが22〜25度だったのに、現地に着いたら30度あって、服を買いに走った私の話ですから、どこまで参考になるのかは…。
■ とっておき コッツウォルズ ツアー (日本語/英語)
http://www.totteoki.co.uk/index.htm
一人でも、グループでも、コッツウォルズの歴史に詳しいデイビッドさんが案内してくれます。
デイビッドさんは日本語ができるのも安心。
写真にはうまく収められなかったけれど、教会に刻まれた歴史の跡や街・村の由来など、いろいろ教えてくださったので、中身の濃い旅になりました。
ガイドさんと1日中お話ができるなんて、貴重な経験ですよ。
ただ景色を見るだけじゃなくてより印象深い旅にしたいと思っている方、問い合わせてみてくださいね。
また、デイビッドさんはスードリー城で仕事していたというだけあって特に詳しいので、スードリー城に行こうと思っている方はぜひ! 宿泊先の紹介もしてくれるそうです。
旅の宿
私が宿泊したところだけですが、ご紹介します。それぞれ違う良さがありました。
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■ Washbournecourt Hotel |
サイト: http://www.washbournecourt.co.uk/ (英語)
とても快適なホテルでした。17世紀に建築されたイートン校の宿舎だった建物だとか。
若いスタッフがきびきびと働いているのが好印象でした。 そして何より、食事がおいしかったぁ…。フレンチをベースにした多国籍料理という感じ。ワインもコーヒーも紅茶もケーキもおいしかったぁ…。(* ̄ー ̄*)゜
なお、レストランにはドレスコードがありますので、ご注意を。
私が泊ったMayという部屋はダブルで、寝室より広いバスルームが付いていました。バスルームもじゅうたん敷き。
清潔な客室で心地よく、また窓から入ってくる初夏の風が清涼で、心からくつろげました。
コテージ・スイート(日本で言うところの“離れ”)の部屋もありました。
ロウアースローター村は、大型車両の入れない小さく静かな村。浅い清流にはのどかに過ごしているカモの姿。川沿いの道を歩けば、マイナスイオンがたくさんで気持ちいい!
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 |
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川沿いの立地 |
明るいホール |
清潔な客室 |
レストラン |
おいしい食事 |
【アクセス】
London Paddington駅からMorton-in-Marsh駅まで鉄道で約1時間40分
Morton-in-Marsh駅からタクシーで15分くらい
【住所】
Lower Slaughter, Gloucestershire GL54 2HS, UK
≫ Google マップの地図
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■ Fosse Farmhouse Country Hotel & Restaurant |
サイト: http://www.fossefarmhouse.com/ (英語)
※追記 2007.6.28
このホテルが掲載された日本の出版物の一部を画像で紹介している、「日本語 」というページができました。
日本の雑誌でもたびたび登場しているカントリーホテルです(例えば、「プラスワンリビングNo.38」や下記の「まっぷるマガジン」)。 今年(2005年)新しく、イギリスで「セルフケータリング」と呼ばれる、キッチン、ベッド、洗濯機まで付いた客室(別棟)もできたようです。
ここは厳密にはコッツウォルズではないし、近隣に観光スポットがないのですが、トンネル状に茂った木々の下を歩いていって、見渡す限りだ〜れもいない雄大な景色の中で草を食む牛をボーっと眺めているのも、とても気持ちがいいものでした。これぞ田園風景!という感じでした。
オーナーのキャロンさんは、BBCで自身の料理番組を持っていた経歴の持ち主で、93年ベスト宿泊施設賞、95年カントリーホテル年度賞を受賞しています。
またアンティークディーラーでもあり、可愛らしい部屋や庭もご自身でしつらえるとか。洋書の写真で見るナチュラル&カントリーの世界がまさにここにはあるんですよ。
私はキャロンさんにスコーン作りを教わりながら、アフタヌーンティーの歴史や作法についても教えていただきました。アフタヌーンティーはクリームドティーとも言われます。別に紅茶に生クリームが乗っているわけではなくて(そう思っている人が米国人に多いとキャロンさんは苦笑していました)、ジャージー牛から作られるクロテッド・クリームをつけて食べるスコーンと紅茶のセット、という意味。
スコーンは、日本ではクッキーの仲間のような位置づけに感じるのですが、ここのスコーンはおいしいパンの一種で、夕食時にもいただきました。特に、チーズとチャイブのスコーンはお食事にもピッタリでした。
 |
 |
 |
 |
 |
アンティーク |
可愛いお部屋 |
生花アレンジ |
スコーン |
牛とあいさつ |
【アクセス】
London Paddington駅からChippenham駅まで鉄道で約1時間20分
Chippenham駅からタクシーで20分くらい
【住所】
Nettleton Shrub,
Nettleton,
Nr Chippenham,
Wilts SN14 7NJ , UK
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旅の参考図書
『英国で一番美しい村々 コッツウォルズ』 辻丸純一 著 (小学館)
ISBN4-09-34175-2
この本に出会ったから、コッツウォルズへの旅行を決めました。
一番オススメの読み物です。
コッツウォルズについてこんなに書いてある書籍は他にないかも。
『新 ロンドンから行く田舎町』 丸茂和博+クロスメディア 編 (双葉社)
ISBN4-575-29788-7
本書で紹介されている25の村のなかの8つがコッツウォルズの村です。
村の地図が役立ちます。写真も装丁もきれい。
『まっぷるマガジンE01 イギリス コッツウォルズ ・湖水地方』 (昭文社)
ISBN4-398-24552-9
「イギリスの旅 モデル・プラン」や「おすすめ!ドライビング・ルート」が
参考になります。
「コッツウォルズ&世界遺産の街を巡る 7days」のプランも魅力的だし、
陶器体験もいいなぁ…。
これを書くために開いていたら、また行きたくなっちゃった。
ちなみに、上記Fosse Farmhouseも紹介されています。
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